『ゴリウォーグのケークウォーク』

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きたじまたくやの絵本・児童書のすすめ 1

まえがき

自分は大学に入学するまで読書が苦手で、主な対象は小説でしたが、小さい頃も本を読むという習慣がなかったもので、絵本や児童書も自主的に読んだ記憶がありません。大学生の頃に突然小説が読めるようになり、数学科であったので数学の勉強をしないといけなかったのですが、ル・カナルというお昼時以外は人気のなくなる学食で毎日読書に耽りました。何年か前にフライヤーなどのデザインをするようになり、参考に絵本を読み始めたのがきっかけだったと思うのですが、図書館に通い絵本に触れるようになりました。自分の中では絵本も児童書も文学であって、子どもの為のものと考えていないということをまず記しておきつつ、しかし、小説などとは別に紹介したいというのがありまして、きたじまたくやの絵本・児童書のすすめということで今回はおすすめの絵本5冊紹介してみたいと思います。








ホッペル、ポッペル、それともストッペル?



マックス・ボリガー 文

ユゼフ・ヴィルコン 絵
さかくらちづる 訳


絵の可愛さと語呂の良い独特な題名に惹かれて読むことに。ホッペルとポッペルとストッペルという名前の3匹のこうさぎは外見が似ていることを悩み、いわゆる“自分探し”の旅に出ます(読んでから時間が経っているので、もしかしたらお母さんうさぎが旅に出した、だったかもしれません)。外見が似ているが故の旅でしたが、ページをめくるごとにそれぞれの内面・個性が表立って来るあたたかいお話です。作者はマックス・バリガー(1929〜)はスイス生まれで、小学校の教師を経て、心理学・障害児教育学を学び、障害児教育に関わり、教師を辞めた後、執筆に専念されたそうです。









アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし


レオ・レオニ 作
谷川俊太郎 訳


個人的にレオ・レオニ(1910〜1999)と言えば国語の教科書で読んだ『スイミー』なのですが、この『アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし』も教科書に載っているようです。本屋さんの絵本・児童書のコーナーで必ずレオ・レオニの作品があると言っても過言ではないと思うのですが、レオ・レオニという人物については何も知らず、ある日図書館で見掛けたMOEという雑誌のバンク・ナンバー2010年12月号のレオ・レオニ特集で再びレオ・レオニに出会うこととなり、この作品もその図書館で出会いました。こちらはAmazonの内容紹介からの引用ですが、子どもにちやほやされるおもちゃのぜんまいねずみがうらやましいねずみのアレクサンダ。ある日願いをかなえてくれる虹色のとかげと出会います。アレクサンダがとかげにした願いとは…。千代紙を使ったコラージュで鮮やかに描かれたやさしい友情のお話です。レオ・レオニの他の作品も紹介する機会があると思います。



あずきがゆばあさんとトラ


チョ・ホサン 文
ユン・ミスク 絵
おおたけきよみ 訳
 


2011年に読んだ絵本の中で最も衝撃を受けた作品はこの韓国の絵本『あずきがゆばあさんとトラ』です。内容は『さるかにがっせん』と酷似しているのですが、『さるかにがっせん』と酷似した話は世界各地にあるようで、韓国では『あずきがゆばあさんとトラ』ということなのでしょうか?おばあさんがかににあたり、トラがさるにあたります。トラはおばあさんを食べようと試みますが、最後の数ページにわたる怒涛の復讐劇は滑稽な絵と相まって圧巻です。韓国の絵本10選の中の1作品。




あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま


イ・ヨンギョン 作
かみやにじ 訳


『あずきがゆばあさんとトラ』に続きましてこちらも韓国の絵本です。韓国とは伝統や文化も違いますので説明も難しいのですが、簡潔に言いますとあかてぬぐいのおくさんの裁縫道具が7つあり、その7つの道具が擬人化して誰が1番大切か揉め、最終的にとある結論を出すというお話です。個とは仲とはどういうものかどういうことか考えさせる作品です。




いつまでも、鰐


レオポルド・ショヴォー 作
高丘由宇 訳


以前このブログでもレオポルド・ショヴォーについて書いたと記憶しているのですが、今回は『いつまでも、鰐』という作品を紹介したいと思います。『いつまでも、鰐』(『年を歴た鰐の話』『年をとったワニの話』)を所収した『ノコギリザメとトンカチザメの話』は1923年に刊行されました。挿絵は画家ピエール・ボナールによって描かれましたが、1929年にショヴォーは自作のイラストレーションを配し、テクストにも若干の修正を加えて新装版を刊行しました。本書はこれを底本とし、「いつまでも、鰐」のみを抜粋したものです。この本では、原書の構成を考慮し、テクスト部分とイラストレーション部分を独立させる体裁を継承しました。また、イラストレーションに対応したキャプション部分の本邦初訳を試みるとともに、ショヴォー本来の語り口を味わえるよう原文テクストも収録したとのことで、イラストはショヴォーのものになりましたが、『年を歴た鰐の話』や『年をとったワニの話』と内容は同じものです。年を歴た鰐はある日身内の鰐を食べてしまい、そのコミュニティから追い出されてしまいます。年歴た鰐は海に出て、蛸と出会い、お互いに惹かれ合うのですが…というお話です。『年を歴た鰐の話』も『年をとったワニの話』も『いつまでも、鰐』も読みましたが本当に素晴らしい作品です。





あとがき

興味あるものには詳しくなりたいと思っているのですが、まだ希望でしかないので、ここで文章にすることによって自分でも学ぶ場になればと考えています。あわよくば情報交換の場に。また近々絵本・児童書についても、それと映画についても書いてみたいと思っています。漫画や雑誌以外の読んだ本は去年から、観た映画は一昨年からですが記録していて、現在、本は82冊、映画は213本、そろそろ内容も忘れて来ていると思うので、頭の中からなくならないうちに書いて行きたいと思います。

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